INTERVIEW

設計士の誇りを、

チームの力へ変える

明石 大佑
/ 工務部 企画設計チーム サブチーフ

2018年新卒入社 

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INTERVIEW
PROFILE
大学では設計を学び、2018年に川木建設へ新卒入社。現場研修を経て2年目から設計部門へ本配属され、鉄骨・RC・木造など、さまざまな物件の設計・申請・現場監理に携わっている。2020年に二級建築士資格、そして、入社4年目の2022年に一級建築士資格を取得。
  • ハウスメーカーだけを見ていた自分に、幅広い世界を教えてくれた会社

    ハウスメーカーだけを見ていた自分に、
    幅広い世界を教えてくれた会社

    子どもの頃からものづくりが好きだった私は、あまり深く考えることなく大学の建築学科へ進みました。進路を具体的に考え始めたのは、3年のときに先輩の卒業設計を手伝ったことがきっかけ。それからはハウスメーカーの住宅設計職を志望するようになりました。家作りはイメージしやすいし、プランを考えるのも面白そう。何より、住宅設計にはお客さまと直接やり取りして、思いを形にするやりがいがあると思ったんです。

    そんな、ある意味では狭い考え方を変えてくれたのが川木建設でした。ハウスメーカーばかり見ていた自分には、住宅設計もゼネコン設計もともに手がけている川木建設は新鮮に映りましたね。ハウスメーカーはそれぞれ得意な工法を持っているのに対し、川木建設はあえて絞らずに木造からRC造、鉄骨造まで対応している。手がける案件は住宅から公共施設、オフィスビルまで幅広い。そして地域密着なので1人の設計士が最初から最後まで現場を見届けることができ、BtoB案件でもたくさんの人の願いをかなえている——。そんな川木建設の仕事を知って、「ハウスメーカーにこだわらなくても、お客さまの思いを受け止めて形にしていけるんだ!」と目の前の世界が広がったのを覚えています。川木建設が第一志望に変わるまで、時間はほとんど必要ありませんでした。

  • 施工現場にどっぷりと浸かった1年目の経験があるからこそ

    施工現場にどっぷりと浸かった1年目の経験があるからこそ

    入社後の1年間は、現場研修として施工管理を担う工事部に所属しました。実際に現場監督として2つの案件を経験し、基礎工事から着工まで従事。振り返ると、この1年間は本当に貴重な時間だったと思います。現場が大切にしている施工の段取りの手順や効率、施工方法や納まりなどを学べたからです。現場を知らずにいきなり設計部署へ配属されていたら、私は曖昧な知識で線を描く仕事をしてしまっていたかもしれません。

    この経験は2年目以降に真価を発揮することになります。川木建設は設計チームと施工チームが同じ社内にあって、現場を知る者同士が真剣に議論し、連携して建物を作り上げているんです。 3年目には、川木建設が手がける自社物件のビルを建てる案件を担当。このときの現場監督は入社同期の仲間で、3年目同士が一緒に勉強し、協力会社とも打ち合わせを重ね、互いの上司にサポートしてもらいながら妥協なく進めていきました。結果、デザイン面でもクオリティ面でも、そしてスケジュール面でも自分たちが納得できるレベルを実現でき、社長賞を受賞。同期とともに、心の底からの祝杯を上げることができました。

  • 退路を断って挑んだ一級建築士受験。

    退路を断って挑んだ一級建築士受験。
    ハードな日々を乗り越えた原動力

    入社4年目には念願だった一級建築士の資格を取得しました。私は入社前から「設計士としてやっていくからには絶対に一級建築士になりたい」と考え、社内でもそう宣言していたんです。いざ入社して業務が忙しくなってからでは、じっくりと勉強できないかもしれません。そこで私は、退路を断つつもりで大学卒業前に資格学校を志願し、入学費用や授業料のローンを組んで勉強を始めました。会社から勧められたわけではありませんが、行動しなければ気が済まなかったんですよね。

    入社後も平日夜間の2日間と日曜日を使って資格学校に通い続けました。正直に言うと、仕事で疲れ果てている日は通学するだけで精一杯だったこともあります。それでも、自分で決めたことなので絶対にあきらめたくないという気持ちで学び続けました。部署の仲間や上司も私の挑戦を温かく見守ってくれていたと思います。本当の勝負は、2年目に二級建築士に合格してから。二級と一級では座学も製図も難しさが段違いで、毎日3時間は勉強に充てていたと思います。合格して仕事の幅を広げ、お客さまや協力会社さんからもさらなる信頼を得て、いずれは設計部門の責任者を担えるようになりたい。その一心で努力し続けました。

  • 川木建設なら、大手ゼネコンにも負けない価値を発揮できる

    川木建設なら、大手ゼネコンにも負けない価値を発揮できる

    徐々に重要な役割を任せてもらえるようになった現在。自分自身の成長だけでなく、今後は若手の育成にも貢献していきたいですね。ビジネスを進めていく上で、利益やコストの問題から目を背けることはできません。それでも私たちは設計士として、建物のデザインや思想を大切にしなければならないと思っています。さまざまな工法や領域に対応し、ビジネスの課題を技術の力で乗り越えていける設計士チームでありたいんです。

    会社が目指す方向性にも強く共感し、自分の展望を重ね合わせています。国は大規模木造建築を推進していて、今後は住宅だけでなく、学校や介護施設などの大規模な物件でも木造の価値が見直されていくはず。川木建設は地域に根づく総合ゼネコン企業として、社会の要請である大規模木造の領域にも積極的に挑戦し、先んじて成功事例を生み出そうとしています。今の川木建設なら大手ゼネコンにも負けない価値を発揮できる。その自信を胸に、これからも自分自身が納得できる成果を積み重ねていきたいと思っています。