CROSS TALK

部門も年次も超えて、

お客様に価値を提供する

部門横断座談会

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CROSS TALK

川木建設では、さまざまな部署が連携してお客さまへの価値提供を実現しています。互いに仕事への誇りを持ち、時には白熱した議論が展開されることも。その現場ではどんな会話が交わされているのでしょうか。
営業・設計・工事・管理の各部門でリーダーシップを発揮する4名が集まり、日頃のこだわりを語り合いました。

PROFILE

  • 村田 啓明

    村田 啓明

    (土地活用営業部
    土地活用チーム 係長)

    就職活動をする中で、社長が熱く語っていた経営理念に感銘を受け、入社を決める。入社時から興味があった提案営業ができる土地活用部門に従事し、地主様が抱える土地に対して利益につながる提案を日々行っている。

  • 齋藤 久美子

    齋藤 久美子

    (賃貸管理部 賃貸管理チーム
    サブチーフ)

    大学では地域政策について学んでおり、川木建設が大切にする超地域密着経営に興味を持ち入社を決意する。現在はアパートやマンションをオーナー様から引き受け管理をする賃貸管理部門に従事し、オーナーと居住者、川木建設の3者がより良くなるような企画・提案などを行う。

  • 明石 大佑

    明石 大佑

    (工務部 企画設計チーム
    サブチーフ)

    小さい頃からものづくりに関心があり、大学時代は設計士になることを目標に建築が学べる学部へ進学。家だけではなく様々な工法や規模に携われる川木建設の仕事の幅の広さに惹かれて川木建設に入社。設計職における若手のリーダー候補として事業部内の改善に取り組んでいる。

  • 川島 卓也

    川島 卓也

    (工事部 工事チーム
    チーフ)

    土地を知り尽くしたスペシャリストだからこそできる、より良い品質管理と安全に配慮したプロの施工がしたいと考えていた就活期に、「超地域密着企業」という考え方を大切にする川木建設と出会う。現在は施工管理という職を通して、様々な建設物に携わっている。また、社内活性化のための社内部活動では野球部の運営を行う。

村田 啓明

営業・設計・工事・管理の連携で生まれる価値

みなさんが所属する部署のミッションを教えてください。

村田 : 営業部の土地活用チームでは、土地をお持ちの地主さまに対してアパートやマンション、商業ビル、駐車場などの形で収益を上げたり、節税したり、相続対策をしたりする土地活用を提案しています。そのため地主さまと1対1の強固な関係を築き、末永くお付き合いしていくことが求められます。

明石 : 企画設計チームはゼロから建物を設計することに加えて、現場が動き出してからの設計監理も担っています。土地活用の分野では村田さんたち営業のみなさんと連携して、入居者さまに選ばれ、大家さまにしっかりと収益がもたらされるように間取りなどを考えて物件を設計します。

川島 : 営業と設計が具現化した内容をもとに、実際に物件を作り上げていくのが私たち工事部です。5大管理と言われる「安全・品質・工程・原価・環境」に加え、協力会社さんとの連携やお客さまへの対応も大切にして現場を動かしています。

齋藤 : 賃貸管理部では、そうして完成したアパート・マンションの管理業務を大家さまから任されています。大家さまの賃貸経営を安定させるためには、入居者さまに快適な生活環境を提供することが欠かせません。私自身は現在、入居者さまの募集業務を担当しています。このように一つひとつの建物を作り上げ、管理していくために、さまざまな部署が連携しているんです。

明石 大佑

妥協せず議論するからこそ、最適なプランができあがっていく

各部署が連携する際には、意見がぶつかり合うこともあるのでしょうか。

村田 : ありますね。たとえば設計が描いてくれた図面を見ると、私たちがイメージしていた形と違うことも。たとえば物件を魅力的にするためにリビングを南向きにしたいのに、なぜか東向きで設計されていたことがありました。こうした疑問が出てきたら遠慮なく聞くようにしています。ちゃんと話をすると、設計メンバーが実際に現地を見て、実際に陽が入ってくる方角を計算してくれていることが分かりました。

明石 : 最近では、そうした最初のすれ違いがないように、営業と設計で事前の打ち合わせを密にしていますよね。設計は仕上げた図面にプライドを持っているし、営業もお客さまのために強い思いを持っている。両者の思いを結集して、どうすれば良くなるかを追求していくことが大切なんです。

川島 : 工事と設計の間でも、以前は「設計は現場での“納まり”を理解していない」と言ってぶつかることがありました。現場で施工を進めていると、設計の図面通りにいかない部分も出てくるからです。でも設計側が間違っているわけではなく、法律が関わっていることもある。そんなときは協力会社の経験豊富な協力会社さんの知恵も借りながら、設計と協議してベストな方法を模索しています。今は設計メンバーも現場をよく理解してくれていて、図面を描く前の段階から私たちに相談してもらう機会が増えていますね。

そうやって妥協せずに話し合うからこそ、魅力的な建物が生まれるのですね。

齋藤 : 賃貸管理部も妥協しませんよ。私は、営業と設計が協議して完成したプランに「賃料設定」の査定をする役割を担っています。エリアの相場と建物の特徴を見て、10年後、20年後の物件価値も想像しながら賃料を提案するんです。村田さんからは「もっと高い家賃を設定できないか」と相談されることも多いのですが、闇雲に高い賃料を設定すると入居者さまを集められず、将来的に大家さまの経営を苦しめてしまうかもしれないので、議論すべきところは徹底的に議論していますね。

村田 : 私の立場としては、少しでも大家さまに利益を返していきたいんです。だからこそ齋藤さんが冷静に市場を見て提案してくれるのはありがたいですし、齋藤さんとの議論があるからこそ最適なプランができあがっていく感覚があります。

齋藤 久美子

「こうすれば成功できる」という正解はない。
若手も遠慮せずモノを言ってほしい

みなさんがそれぞれの仕事にプライドを持って臨んでいることが伝わってきます。このプライドの原点には何があるのでしょうか?

明石 : 部署を問わず、みんな根本的に「お客さまのために」という思いが強いですよね。どこか一部分だけでも違う方向を見ていたら、私たちの仕事は成り立たないと思います。

齋藤 : 知識や経験を重ねていく中で、お客さまのために、という意識がさらに高まっていくのを感じています。

村田 : そうした気持ちが強くなるのは、お客さまに喜んでいただけたという経験を積み重ねるからだと思います。お客さまに喜んでいただければ「自分がやってきたことは正しかった」と思えるし、喜びの数だけ実感が増していきますから。

川島 : それは川木建設のメンバーだけでなく、協力会社さんも同様だと思います。現場で一緒に仕事をしていると、どんなに小さな不具合も見逃さずに改善提案をしてくれるんです。そのこだわりに触れることで、私自身の仕事への誇りも増していきました。

お客さまのためになることであれば、若手でも意見を言えますか?

齋藤 : 若手のうちは意見を出すことを不安に思うかもしれません。私も賃料査定を始めたばかりの頃は「この金額設定で本当に大丈夫かな……」と悩みましたし、プレッシャーも感じていました。でも、どんな部署でも仕事は上司と相談し軌道修正してもらいながら進めていけますし、最終的な結論はチームとして出していくので、モノを言うことに遠慮する必要は一切ないと思います。

川島 : ちなみに私はチームのメンバーへ、自分の失敗体験談をよく話していますよ。川木建設では早い段階で重要な役割を任されます。工事部で言えば、3〜4年目で現場代理人を任されることも。そうした挑戦には失敗が付きものです。だから先輩たちの失敗体験から学びつつ、自らも失敗を恐れずに新しい仕事に挑んでほしいですね。

村田 : 営業も同じです。「こうすれば成功できる」という正解はありません。お客さまごとに異なる課題や条件を理解し、自分で考え抜いて行動しなければ、お客さまに貢献するための提案はできないんです。だからこそチーム内でのコミュニケーションが重要。情報やノウハウをしっかりと共有するようにしています。

川島 卓也

プロフェッショナルとして成長し、楽しく働けるチームへ

今後はどんなチームを作っていきたいと考えていますか。ぜひ展望を聞かせてください。

川島 : 工事部は技術ありきの部署であり、20〜30代の若手・中堅メンバーが多数を占めています。そんなチームだからこそ技術力の研鑽に努め、ありとあらゆる建物を、高い品質と安全性で作り上げるプロフェッショナル集団として成長していきたいです。

明石 : 企画設計チームもどんどん成長していきたいですね。大規模木造などの新しい分野にも挑戦し、「設計が川木建設を引っ張っている」と言われるような存在になりたい。そのために私自身もリーダーシップを発揮していきたいと思います。

齋藤 : 私たち賃貸管理部は、川木建設の価値を守るアンカーのような部署だと思っています。しかしこれからは、守りだけではなく攻めの意識も必要。これまで通りの価値を発揮しつつ、大家さまや入居者さまのためにより良い提案をしていきたいです。また、女性社員にもこれまで以上に主体性を発揮し、活躍してもらいたいので、私自身がロールモデルになれたらと考えています。

村田 : 私は「とにかく楽しく」仕事をしたいですね。営業でいえば、良い提案をしてお客さまに喜んでもらえれば楽しいし、効率的に働いてプライベートの時間も充実させられればより楽しめるはず。そのためにはスキルや知識を高め続けることが欠かせません。私自身もさらに成長して、仕事を心から楽しめる環境を自分たちで作っていきたいと思っています。